※中里×拓海 女装エロ。
 色々アレな話ですが、それでもいいという方のみどうぞ。伏字の中身はお考え下さい。


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結構似合ってるじゃないか。
中里さんが微笑んだ。オレはそうですか、と元気のない返事をし、穿いている元気のあるスカートの裾をぎゅっと握った。
ひらひらの女物のスカート。
ひらひらの女物のセーター。
……超絶、似合わねー。
男と女じゃどう考えたって骨格からして違う。
オレ、声低いし背だって標準よりはある。
なのに。
「中里さんて、」
「ん?」
ベッドに座らされ、隣に座った中里さんに肩を抱き寄せられた時、聞いてみた。
「こういうのが、いいんですか?」
「悪いか?」
「いえ、……」
中里さんが酷く嬉しそうなのが何ともいえない。
こういうのがいいんだ、この人……。
確かにオレのことを女みたいに扱う人だなー、とは思ってた。
食いにいけば店のドアを先に開けてくれる。デザートをやたら勧めてくれる。歩けば車道側は自分が歩く。いい匂いのするシャンプーを買ってくれた。肌が綺麗だと褒められた。
なにか欲しいか? とアクセサリーショップの店の前で立ち止まって尋ねられたとき、あーもしかして、とちょっと疑ったんだ。
こんなもの、一体どこでどんなツラして買ったのか訊けば、通販、と答えた。
そしてオレの体にも合うこのサイズ。そういうサイズのショップがあるんだとか。
なるほど……便利な時代だこと。
「変な趣味だとは思ってる。女がいいってわけじゃなくてな……性癖ってのは変えようがないんだ、生憎」
開き直ってるよ。この人。
無理矢理つけた女物のブラはスカスカ。無理矢理穿いた女物のショーツは半分意味を成してない。
「藤原」
抱き寄せられ、中里さんに背中を預ける形でベッドに雪崩れ込む。
「や、ぁ、」
それでも。こんな倒錯的な行為に反応するオレって。



足を開かされる。スカートを簡単に捲くられ、赤黒いオレ自身が、小さなショーツの横から屹立していた。
「やらしいな、藤原」
中里さんの手が、オレ自身を包みこむ。根元からゆっくりと扱かれ始める。
「あっ、……やっ……、」
じんじん来る快感は、男のそれ。先走りがとろとろと溢れ、中里さんの手を汚す。
女物のショーツからはみ出すオレ自身って、なんて変な光景なんだろう……そう考えると、余計に硬くなってくる。
「可愛い顔してでっかいク○○ン○だな、藤原…」
その単語なんですか、と突っ込む間もなくセーターが捲くられる。スカスカのブラの隙間から、胸の朱色を摘ままれ、ひゃ、と声が出た。
「ぅ…ッ、なかざ、とさ、」
後頭部を中里さんの胸にこすりつけるように嫌々をする。じれったくて、もどかしくて。
中里さんのも固くなっていて、オレの背中に当たる……。
「いいぞ、藤原……すげーやらしい格好……ベタベタじゃねえか」
「あ、あ……ッ!」
「な、ちょっとでいいからさ、……この格好らしい声……出してみろよ」
「そんな、ことっ」
出来ません、という前に。
小さいおっぱい、なんて言われて、コリコリに尖った朱色を指先でこねくり回され、ズシンと頂点が下がってすぐそこまで来ていた。
「言えよ、藤原っ」
右手でオレ自身を、左手で胸を弄られて。耳朶を後ろから齧られて。
「……いやだ、いや……中里さん……いくっ……いっちゃう……ッ!」
ア、――と声が裏返った。
まるで、女みたいな声。



「はしたないク○○ン○だな。何出してんだ、藤原」
「すみま……ご……ごめんなさいっ……」
折角の新品のスカートは、オレが出したもので中里さんの手ごとベタベタだった。
ついでにショーツも、セーターさえも。
「何出したか、言ってみろ」
「……う……ッ」
中里さんはオレを後ろから抱きしめたまま、意地悪な質問を投げかけてくる。
「この格好らしい返事、してみろよ?」
そんなの……。
「あ……愛液……です」
「愛液?」
「オ……拓海の、ラブジュース……です。はしたないク○○ン○から、いっぱい出ましたっ……!」
恥ずかしさとみっともなさを堪えて、言ってみた。本物の女がクの字のつくとこからそんなものを出さないのは知っていて、だ。
残滓がどろり、と鈴口から出た。
合格、と中里さんがキスをしてくれた。


その瞬間、オレはまたイった。



最近、オレって変かも。
中里さんが会う度に買ってくる女物の服を、素直に着てる。
あの格好をさせられてもおかしくないような振る舞いを研究してる。
自分の部屋で、姿見の前で小首を傾げてみたり、内股になってみたり。

ちょっと、やばい。

はしたないク○○ン○




(終)





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